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なぜ理解力が高まるのか

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理解力をなぜ高められるか

カギの解説

カギ その1 カギ その2 カギ その3 カギ その4 カギ その5
耳利き 意味のかたまり 中かたまり スキーマの核 スキーマ形成

 

その1 「耳利き」の獲得

目標年齢

小学校入学までに獲得したい
(遅くとも小学2年生までには)

概要

名前を書くように言われてペンを渡された場合、私たちは無意識で利き手を出しますね。
それと同じように、人の声が聞こえたときに無意識でそれを聴こうとするのが「耳利き」の状態です。

小学校のような集団一斉授業では聴く準備ができているかで理解度に大きな差が生まれます。

実は、小学生の多くは、人の声が聞こえても聞き流してしまうのです。
「集中力がない」と言われてしまう児童が多いのもこれが原因です。
人の声が聞こえてきた瞬間に、意識することなく聴く姿勢が取れるようになると小学校の授業は一気に理解しやすくなります。

そのためには「耳利き」の状態になることが必要です。

達成のために

SRオンライン上の「おやこプログラム」の「きくちからアクティビティ」が、「耳利き」状態に育てるためのプログラムです。

その他に「きく力トレーニング」のレベル1・レベル2も効果があります。


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その2 「意味のかたまり」の理解

目標年齢

小学校中学年(3・4年)くらいまでに理解したい

概要

人の理解方法には2種類あります。
単語よみ」と「文法よみ」です。
単語よみ」しか使えないと、簡単な文しか理解できず小学3年生あたりからつまずきます。
意味のかたまり」の理解は、「文法よみ」の基礎です。

「単語よみ」・「文法よみ」とは何でしょうか。

例えば、次のような文があるとします。
【犬が公園で走る。】

この文を理解できない児童は少ないです。
なぜなら、「犬」・「公園」・「走る」 と単語を並べただけで、その情景をイメージできるからです。

このように単語を並べて頭の中に絵を描くように理解することを「単語よみ」と呼びます。
「単語よみ」はほとんどの児童がマスターしている簡単な理解法です。

ですが、目に見えにくい言葉が文に出てくるとイメージの力で理解するのは難しくなります。
そこで効果を発揮するのが「文法よみ」です。

「犬」・「公園」のような目に見える言葉に注目しながら理解していくのが「単語よみ」でしたが、「文法よみ」は逆に「が」・「で」のような、目に見えない文法的な言葉に注目しながら理解する方法です。

「文法よみ」ができる児童は「〇〇『が』走る」「〇〇『で』走る」というように言葉の意味に頼らずに関係を作ることができます。
これによって難しい言葉が出てきても何となく理解することができるのです。

例えば
【マルッケイセイ ・ カッテルーサンフェ ・ 走る】
というように、聞いたこともない言葉が出てくると単語では全くイメージできません。
「単語よみ」だけでは、未知の言葉が出てくるとお手上げなのです。

しかし、
「マルッケイセイ カッテルーサンフェ 走る」と言えば、イメージは湧かなくても何となくの意味が理解できます。
「文法よみ」ができると知らない言葉が出てきても何となく分かるのです。

このような「文法よみ」の基礎が「意味のかたまり」の理解です。

具体的に言えば、
「大きなりんご」という言葉が「大きな / りんご」という2つの「意味のかたまり」でできていることを理解できるかどうか。
そして、「大きな」が「りんご」に繋がっていることを理解できるかどうかです。

この二つ、

・「意味のかたまり」の切れ目
・「意味のかたまり」同士の繋がり

これらが理解できていると、「文法よみ」の基礎が身についていることになります。
そうすることで小学3・4年生の抽象的な内容でも理解することができます。

ちなみに、文章問題の得意不得意も「文法よみ」ができているかどうかで決まるので、非常に大切なスキルです。

達成のために

SRオンライン上の「よむ力トレーニング」のレベル1・レベル2が、「意味のかたまり」のプログラムです。
また、「きく力トレーニング」のレベル1・レベル2(レベル3・4も多少)でも扱っていきますので、耳から聴いて「意味のかたまり」を理解する練習も試してみてください。


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その3 「中かたまり」の理解

目標年齢

小学5・6年生を目安に理解したい
(それ以降でも、できるだけ早く)

*実際は中学生以上でもできる人は少ないので練習が必要

概要

その2で触れた「文法よみ」のための応用スキルです。
その2で「意味のかたまり」については話しましたが、
実は、「文法よみ」はそれで終わりではありません。

「文法よみ」をかなり高いレベルで行っている人は、無意識のうちに「中かたまり」というものを作りながら文を理解しているのです。

「中かたまり」の説明をします。

例えば、
【きれいな花が公園の花壇にたくさん咲いている。】
このような文を読み聞きしたとします。

「意味のかたまり」を理解している人は、

【きれいな / 花が / 公園の / 花壇に / たくさん / 咲いている。】

と切ることができます。

ですが、これは最も小さく切った場合の話で、さらにもう少し大きく切ることができます。

【きれいな花が / 公園の花壇に / たくさん咲いている。】

この切り方が、「中かたまり」というまとめ方です。

どのようにかたまりを作っているかというと、
「きれいな」はすぐ隣の「花」に繋がります。
このようにすぐ隣に繋がるものは、一つの中かたまりです。

 

「花が」は「咲いている」に繋がります。
つまり、隣に繋がっていないので、「きれいな花が」で中かたまりが閉じるのです。

 

このように「中かたまり」を見つける力が必要になってきます。

 

しかし、それだけではありません。

 

「中かたまり」を作った後は、その「中かたまり」の繋がる部分が出てくるまで頭の中に記憶しておかなければいけません。

 

具体的に言うと、
「きれいな花が」は「咲いている」に繋がるわけなので、
「きれいな花が」と読んだり聞いたりした瞬間から、「咲いている」という言葉を読んだり聞いたりするまでの間(この文なら1秒程度)、頭の中で短期記憶する必要があります。

それを忘れてしまうと、「咲いている」と言われても、頭の中に何も残らないことになります。

・「中かたまり」を瞬時に見抜く
・見抜いた「中かたまり」を記憶しながら文を読み聞きしていく

この2つのスキルが「中かたまり」のスキルです。

達成のために

よむ力トレーニング」のレベル3では、「中かたまり」を簡単な言葉を使って身につけていきます。

他に、
学生プログラム」の「参考書理解力トレーニング」・「授業理解力トレーニング」の初級・中級
社会人プログラム」の「文章理解力トレーニング」・「音声理解力トレーニング」の初級・中級
こちらでも扱っていきます。


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その4 「スキーマの核」という意識の獲得

目標年齢

できるだけ早く
(できれば小学校卒業まで)

概要

学習とは、新しい知識や技術の獲得です。

例えば、参考書に以下のような文章があるとします。
もしくは、授業で先生が以下のような説明をしたとします。

「医薬成分の塩化リゾチームは、主に卵白から抽出したリゾチームから作られるため、卵白アレルギーを持つ人の服用は適しません。また、風邪薬、副鼻腔炎薬向けなどに広く用いられていたが、現在有用性が確認されないとされ、製薬各社は販売を中止しています。」

この場合、文章から以下のような情報を獲得できれば良いでしょう。

  • 塩化リゾチームは、医薬成分である
  • 塩化リゾチームは、卵白由来のリゾチームからできている
  • 塩化リゾチームは、卵白アレルギーの人は服用できない
  • 塩化リゾチームは、風邪薬や副鼻腔炎の薬に入っている
  • 塩化リゾチームは、有用性が確認されていない
  • 塩化リゾチームは、販売中止されている

この文章は、色々な捉え方ができますが、このように「塩化リゾチーム」を情報の主役にしてまとめると、一気に理解ができます。

このような知識のまとまりを「スキーマ」と言い、今回の「塩化リゾチーム」にあたるものを「スキーマの核」と呼びます。

話を聞いたり、本を読んだりするときは、ただ漫然と読み聞きするのではなく、「スキーマの核」を意識しながら、そこに情報をくっつけていくようにするのが、完璧に理解するコツです。

言い換えれば、
「何の話なのか」を秒単位で意識しながら読み聞きするということです。

この意識を獲得できると、理解力がワンランクアップします。

達成のために

きく力トレーニング」のレベル1・2・3では、「スキーマの核」も意識を鍛える内容が多く入っています。
また、どのような場面でも大切な意識なので、どのプログラムでも訓練されるようになっています。


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その5 「スキーマ形成」という意識の獲得

目標年齢

できるだけ早く

概要

その4の文章で作ったスキーマを例に出します。

  • 塩化リゾチーム ―(概要)― 医薬成分である
  • 塩化リゾチーム -(由来)― 卵白由来のリゾチームからできている
  • 塩化リゾチーム -(禁忌)― 卵白アレルギーの人は服用できない
  • 塩化リゾチーム -(含有)― 風邪薬や副鼻腔炎の薬に入っている
  • 塩化リゾチーム -(有用性)- 有用性が確認されていない
  • 塩化リゾチーム -(現在)- 販売中止されている

「スキーマの核」である「塩化リゾチーム」に対して、様々な角度から情報が付加されています。
このときの切り口を見出しのようにしてラベリングしながら理解できる習慣がつくと、相手の言っている内容も意図も簡単に理解できます。

これができている人は大人でも非常に少なく、いわゆる「切れる」とか「地頭が良い」と言われるような人に特徴的な習慣です。

これが「スキーマ形成」の意識です。

なかなか難しいのですが、獲得するだけの意味はありますので、挑戦してみてください。

達成のために

きく力トレーニング」「よむ力トレーニング」の最上級であるレベル4、
学生プログラム】の「参考書理解力トレーニング」「授業理解力トレーニング」の上級、
社会人プログラム】の「文章理解力トレーニング」「音声理解力トレーニング」の上級ではこちらを鍛えることができます。

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